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先輩からのメッセージ(平成27年版)

現在、総合職(事務系)職員の採用は行っておりませんが、いったいどのような業務があるのか?といった情報をお知らせいたします。

※記載内容は平成27年6月現在のものとなります。

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総務部 総務室 総務グループ (平成26年4月採用)
本部 日本標準時大型表示
本部 日本標準時大型表示システム前にて
【日本標準時のみなもと、NICT】日本標準時JST(Japan Standard Time)は、NICTの運用する原子時計群から作り出されています。衛星を仲介とする国際時刻比較により、1千万分の1秒以下の精度で世界の標準時との同期をとりながら、電波や電話回線、ネットワーク等を通じて全国に配信されています。

NICTは、情報通信分野における公的研究機関として、先端の研究開発や基盤技術の研究を行い、その成果を社会に還元しています。総合職(事務系)はこれらを支援的立場から推進する役割を担っています。研究の拠点での事務系業務といってもイメージが湧かないかもしれませんが、総務、財務、企画、産学連携、国際、社会還元、産業振興、広報等、公務員に近いものがあると考えてよいと思います。

 私の所属している総務グループでは、起案文書の審査、規程類の改正支援、情報公開、会議室管理、外部からの研究者用の施設の管理、機構全体や部内の庶務等を行っています。担当業務の中でも、起案文書の審査は地味ながらも重要なものだと感じています。全部署から回付される文書の体裁や内容をチェックするのは大変な時もありますが、NICTで行われている様々な研究や他部署の業務を具体的に知る機会の一つでもあり、勉強になっています。

 職場は、雰囲気も穏やかで、わからないことだらけの新人の私に上司や先輩が丁寧に教えてくださり、一つ一つ着実に仕事を覚えていける環境です。また、採用前はほとんど男性ばかり勤務しているだろうと思っていましたが、実際は女性も多くいらっしゃいます。社会や生活をよりよくする研究を支える仕事に興味がある方、このページを読んでほんの少しでも気になった方は、NICTを就職先の候補として検討してみてください。

 

広報部 (平成25年4月採用)
大型電波暗室
本部 電磁波計測研究所 大型電波暗室にて
【大型電波暗室】
広さ(シールド面)
L28.5m×W17.0m×H11.7m
電気製品・電子機器から出る電磁ノイズや携帯電話などの無線機器から発せられる電波が、機器の誤作動・受信障害や人の体に及ぼす影響に関する測定を通して、電磁環境を維持するための研究開発を行っています。

 NICTで働き2年が経ちましたが、一人前の職員になるべく、まだまだ勉強する日々です。研究機関の事務方の仕事といってもイメージが湧かない方もいると思います。ここでは、私が所属する広報部についてご紹介できたらと思います。

 広報部の重要な役割は、研究成果を適切なタイミングと見せ方で世の中にアピールすることです。中でも報道発表は、組織の公式な発表となるので非常に重要です。研究者と共に、分かり易く見やすい原稿を作り、報道発表を行います。地道な作業ですが、これが取材、新聞掲載、TV放映などへとつながっていきます。

 また、イベント開催や展示会サポートも広報の仕事です。施設一般公開であるNICTオープンハウスの企画運営、幕張メッセや東京ビッグサイトで行われる展示会への参加などを行っています。その他にも、出版やWeb媒体を使った広報があり、外部向けの広報誌や年報の発行、Webサイトの構築運用を行っています。

 NICTには、一般の方々を対象に最新の情報通信の研究成果を展示した展示室があり、この運営も行っています。展示物のメンテナンスやポップ作成、受付、お客様への説明などを行います。また、毎週水曜日には定期見学ツアーがあり、説明員として主要な施設へお客様をお連れします。

 簡単にですが、以上が広報の主な仕事です。理系の人じゃないとダメかと聞かれることがありますが、そんなことはありません。私は文系です。難しくても興味深い最新の研究に触れられることを楽しみながら仕事をしています。 NICTに興味を持っていただいた方の参考になれば幸いです。ぜひ展示室にも見学に来てください。【展示室のご案内】

国際推進部門 国際連携推進室 (平成23年3月採用)
本部 電磁波計測研究所 Pi-SARによる観測データ前にて
本部 電磁波計測研究所 航空機搭載レーダ(Pi-SAR2)による観測データ前にて
【航空機搭載レーダ(Pi-SAR2)】
NICTで開発・運用中の航空機搭載レーダ(Pi-SAR2)により取得された東京都心部から西部にかけての観測画像です。高度6000 m ~ 12000 m程度の上空から30cmの細かさで航空写真のように地上を観測することができ、火山噴火・地震・土砂災害等の自然災害発生時における現地状況の把握に役立てられています。

 私は現在主に海外機関との研究協定及び安全保障輸出管理審査会を担当しています。
 研究協定については、書面作成、条項の交渉及び締結といった一連の業務に携わります。研究協定には様々な種類があり、MOU,LOI,秘密保持契約,共同研究契約,研究員契約等があげられます。安全保障輸出管理審査会については、審査会の運営、案件の審査、経済産業省に対する許可申請、制度運用の構築を行っています。上述の業務以外では研究成果の海外展開支援、外国からの来客対応等を行っています。

 この様な業務を遂行するには、民商法の知識や高度な英語力は勿論のこと、国際法務の知識、外為法の深い理解も必要なので学部で勉強した法律の知識が役立っています。
 職場の雰囲気は、現在の職場の場合、外国との交流は日常的ですし、海外出張に行く機会もあり、国際的な環境といえるでしょう。また、各種研修(国際ワークショップ、契約法務講習会等)に参加させて頂くとともに、フレックスタイムを適用し夜間に、大学院で技術経営(MOT)を学んでおり、業務に有用な知識を積極的に習得する職員に対して理解があるのもNICTで働くメリットだと思います。

 私の同僚も総務省に出向し、国のICT政策に携わるなど若手については多様な領域で活躍の機会が広がってきていると感じます。
 科学をマネジメントする仕事に興味があれば、経営企画、技術移転、産学連携、知財関連業務、科学広報といった業務もあるのでNICTに是非一度足を運んで頂ければ幸いです。

総務部 人事室 人事グループ (平成22年7月採用)
本部 ワイヤレスネットワーク研究所 光地上局設備前にて
本部 ワイヤレスネットワーク研究所 光地上局設備前にて
【光地上局設備】宇宙光通信の実験を行うための地上局設備で、口径1メートルの反射望遠鏡に受信機など様々な装置を取り付けて実験運用を行う。移動速度の速い低軌道衛星を精密に追尾でき、波長1.5ミクロンの地上ー衛星間通信(SOCRATES衛星)に成功。

 NICTは、ネットワーク基盤技術、ユニバーサルコミュニケーション基盤技術、未来ICT基盤技術、電磁波センシング基盤技術の研究開発を行う機構です。その中で、私たち総合職(事務系)職員は、研究者がより良い環境で研究活動や研究成果の社会還元を行えるようサポートしていく業務を行っています。NICTでは最先端の研究を行っていますので、テレビや新聞で取り上げられることが多々あります。そのときには、自分が行っている業務が研究成果の社会還元の一助になっていると実感し、やりがいを感じることができます。

 私が所属している人事グループは、人事管理に関することや表彰に関することなど、広範囲に及ぶ業務を行っています。その中で私が担当している主な業務は、有期雇用職員(雇用期間の定めがある職員)の採用、退職及び室内庶務です。若いうちから組織運営の上で、非常に重要な業務を担当し、法律の知識も必要とすることもありますが、周りの先輩や上司を頼れば優しく指導していただけるので、和やかな雰囲気の中で楽しく働くことができています。

 また、スポーツ等を通じて様々な部署の方との交流の場が用意されていることも、和やかな雰囲気の要因となっています。私はNICTサッカー部に所属しています。経験者も未経験者も混ざって、球を追いかけることで運動不足やストレスを解消しています。

 日常生活から地球規模までの広範囲に及ぶ最先端研究を行っているNICT。興味を持たれた方はぜひ官庁訪問時の選択肢に加えてみてください。

財務部 契約室 物品・役務契約グループ (平成17年4月採用)
本部 ネットワークセキュリティ研究所 NICTER(ネットワークインシデント対策センター)にて
本部 ネットワークセキュリティ研究所 NICTER(ネットワークインシデント対策センター)にて
【Nicter】
インターネット上で起こる大規模攻撃への迅速な対応を目指したサイバー攻撃観測・分析・対策システムです。

NICTで働き始めてから、平成27年4月で10年が経ちました。10年間の勤務内容をお伝えする事で、少しでもイメージをつかんでもらえればと思います。

○1年目
 庶務業務をしていました。小金井近隣への広報活動にも、ほんの少し携わっており、日本標準時の勉強会に随行したり、小金井市役所へ行ったりしました。
○2年目
 特許権を取得する業務に携わっていました。研究者の研究成果を扱うことから、やりがいがあります。また、研究開発により発明された技術をどのように社会に普及させていくのが良いのかを考えさせられました。
○3年目~5年目
 NICTの予算を扱う部署にいました。外から入ってくる様々な財源(予算)が、NICT内でどのように配られるのかを見ることができます。
○6~8年目
 総務省に出向していました。国有財産を扱う部署と、研究推進室という部署にいました。NICTは総務省所管法人のため、総務省在籍時の仕事は、NICTに関係あるものが多かったように思います。現在、NICTの総合職(事務系)からは、2名が総務省に出向しています。
○9年目~
 私は、現在、研究機器の購入契約や役務契約をする部署にいます。繁忙期は仕事量が多いですが、お休みを気軽に取ることができます。今年の夏は、お休みをもらって山登り(泊まり)を何度かしたいと思っているところです。

最後に NICTの歴史は古く、敷地内には、原生林も残るような、環境の良い職場です。また、職員は、良識的な人が多いと思います。「先輩からのメッセージ」をご覧いただき、もし将来の進路を模索するみなさんの助けになるのであれば幸いです。
 

総務部 人事室 人事グループ (平成7年4月採用)
本部 電磁波計測研究所 宇宙天気予報センターにて
本部 電磁波計測研究所 宇宙天気予報センターにて
【宇宙天気予報センター】
NCITは通信・放送・測位などの電波インフラの安心・安全な利用のため、これらに影響を与える宇宙環境(宇宙天気)の監視および予報を行っています。人工衛星や地上のレーダ観測、コンピュータシミュレーションを用い、国際協力のもと1年365日情報を発信しています。

 私は現在総務部人事室人事グループに所属しています。人事グループでは職員の採用、退職、表彰といった人事全般の業務を行っています。人事を取り扱うということで、なかなか大変な部署ではあります。ただ、その中で採用が決まって喜ばれる方や、表彰の受賞が決まり喜ばれる方、そんな方々を見てこちらも嬉しい気持ちになれる部署でもあります。

 NICT(情報通信研究機構)は、正直決してメジャーな組織ではないと思います。ただ、一度施設を訪れていただければ、「メジャーな組織ではないが、なんだかすごいところ」だと認識いただけると思います。このような環境の中で仕事が出来るのも醍醐味のひとつです。

 私は地方拠点である鹿島宇宙技術センターに勤務していたことがあり、ここでは日本で3番目に大きいパラボラアンテナの間近で働くという貴重な体験をしました。(鹿島センターにはその他大小のパラボラアンテナが点在し、「パラボラアンテナファン」にはたまらない環境のようです)また、その業界ではトップレベルの研究者と、身近に接するという貴重な経験も出来ます。(サークルなど、業務外で接する機会も多くあります)

私たち総合職の職員はその研究者をサポートしていくわけですが、私たちの業務は間接的に研究成果に反映され、その成果が何れ私たちの生活に係わってきます。場合によっては直接的に研究成果として目に見えることもあり、やりがいを感じるところでもあります。

当研究機構は展示室が常設されている拠点もありますので、まずは一度見学にお越しいただき「すごいところ」を是非とも感じとっていただければと思います。